先日、長男が入部した陸上部のリレー大会を応援しに行ってきました。
1年生ながらアンカーを任された彼は、チームの最終走者として炎天下のトラックに立ちました。まるで映画のワンシーン。40度近い夏の熱気を裂くように、「オンユアマーク…セット…バン!!」とスタートの合図。第一走者が力強く飛び出した――かと思いきや、すぐにやり直しの合図。静止が不十分だったようです。
この“仕切り直し”の瞬間。観客も選手も固唾を飲み、空気は一転して張りつめます。
「これこそが集中力の極みだ」と、私は息をひそめながら思いました。レースは上級生の力走によって第3走者まではトップ。しかしアンカー同士の熾烈な争いの末、息子のチームは3位でゴールしました。
もちろん悔しさはあったでしょう。でも彼の走りは、何よりも“最後まで諦めない姿勢”そのものでした。日々の練習、汗、努力——その集大成として、彼は堂々とゴールを駆け抜けたのです。
そんな姿を目の当たりにして、私はふと、自分の最近を振り返りました。
「集中できていないな」と。情報が溢れすぎていて、思考が分散していたかもしれない。
テクノロジー企業によって、私たちが“何に惹かれるか”より、“何に惹かれそうか”を予測し続けられている。
本日は、奪われた集中力について。
奪われた集中力
ヨハン・ハリ著 福田昌子訳
以前に比べて仕事も読書も集中できない。
でも、スマホは片時も手放せない。
――なぜ、こんなことになってしまったのか?
現代人全員が、何かしら頭を悩ませている「集中力の喪失」はなぜ生じているのか?
世界各地の専門家や研究者250人以上に取材し明らかになったのは、私たちの集中力はただ失われたのではなく「奪われ」ていること、そして必要なのは個人的な努力にとどまらず、社会全体で「取り戻す」取り組みであるということだった。
仕事ではマルチタスクに追い立てられ、休日はSNSとショート動画に費やしてしまう、だけど本当はじっくり集中して、豊かな人生を取り戻したい、すべての人の必読書。
資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
株式会社SlopeManageではクライアント・フォーカスの精神で専門家と連携してお客様のニーズに対応いたします。
よろしくお願いいたします。
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