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人生の「惑わず」期に差しかかる人

人生の「惑わず」期に差しかかる人

最近、立て続けに3人の知人から「会社を辞める」という報告を受けました。
初めての転職に挑む人、2度目のキャリアチェンジを選んだ人、そして独立起業に踏み出す人。進む道は三者三様ですが、共通しているのは皆40歳前半だということです。

かつては「40歳で転職なんて」と眉をひそめられる時代もありました。しかし今や、40代はまだまだ働き盛り。むしろ、経験と判断力を武器に新しい挑戦を選ぶ世代になっています。論語にある「四十にして惑わず」という言葉が、現代のキャリアにも妙にしっくりきます。迷いを振り切り、それぞれの道を歩み始める姿は、見ているこちらに勇気を与えてくれるものです。

もちろん、年齢を重ねれば体力や記憶力のピークは過ぎていきます。けれども、その代わりに積み重ねた経験が自分の判断を支え、意思決定に確信を持てるようになる。これは若さでは得られない大きな財産です。

そして論語は続けます。「五十にして天命を知る」。私自身、その年まであと5年。果たしてその時、天から与えられた使命を悟る境地に至れるのか。今はまだ答えはわかりませんが、少なくともその問いを持ちながら歩むこと自体が、人生を豊かにしてくれるのだと思います。

40代は「惑わず」、50代は「天命を知る」。その言葉に導かれるように、私たちは今日もキャリアと人生の選択を重ねていくのです。

人が集まる企業とは

人が集まる企業は何が違うのか

石山恒貴著 2025年/光文社

人口が増加した時代から、現象する時代へ。社会は変化したが、日本企業の仕組み・雇用の形はあまり変わらない。なぜか?その理由を解明し、現状から脱却するための処方箋を提案する。

日本企業の仕組みが変わりにくいのは、「三位一体の地位規範信仰」を基盤としているためである。人々は無意識のうちに、次の3つの規範を前提として思考し、行動している。

・無限定性:職種・勤務地・時間の3つは、会社命令によって決まるものであり、総合職の社員は自由に選べない。

・標準労働者:新卒または中途採用で入社し、その企業で正社員として長期雇用される労働者。

・マッチョイムズ:仕事での成功や上昇志向などの「男性らしさ」が行き過ぎた形で表れる、仕事至上主義の価値観。
この三位一体の地位規範信仰を変革するための処方箋。それは例えば次のようなものだ。

・無限定/限定中立 社会の実現を目指す。つまり、三位一体の地位にある者とない者との処遇格差を小さくする。

・人事異動において、本人同意原則を導入する。

資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
株式会社SlopeManageではクライアント・フォーカスの精神で専門家と連携してお客様のニーズに対応いたします。
よろしくお願いいたします。

< 剣の道は…人間形成の道なり ワクワクの経済学 >

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