会社近くにあるサウナへ、私はもう15年ほど通っています。
忙しさの合間にふらりと立ち寄り、汗を流して整える——そんな習慣がすっかり生活の一部になりました。
ところが、コロナ禍以降のサウナブームで、あの空間はずいぶん様変わりしました。
サウナ室に入れば、そこは“完全黙浴”の世界。
知り合いと一緒に来ていても、会話はご法度。
かつての「お疲れさまです」「最近どう?」といったゆるい交流は、すっかり蒸気とともに消えてしまいました。
客層も若返り、休憩スペースはいつの間にか“睡眠ゾーン”から“パソコンブース”へ。
昔ながらの「サウナ→マッサージ→ビール」の黄金ルートを楽しむ常連は、少数派になりつつあるようです。
とはいえ、サウナが人気になるのは嬉しいことでもあります。
文化が広がるというのは、それだけ魅力がある証拠ですから。
そして何より——
高温のサウナでしっかり蒸され、水風呂で一気に体を冷やし、外気浴でふわりと“ととのう”。
あの瞬間の気持ちよさは、時代が変わっても普遍です。
よく考えれば、あの「暑くて苦しい時間」を自ら求めていく行為は何なんでしょう(笑)
でも、その先にある爽快感を知ってしまったら、もう戻れない。
サウナとは、そんな不思議な魅力を持つ場所なのです。どうやら人間は、自ら苦しみを求める場合もあるようです。
苦痛の心理学
ポール・ブルーム著 夏目大訳 2025年/草思社
なぜ人は自ら苦しみを求めるのか
命がけで山に登る、スカイダイビングで恐怖を体験する…。本来良くないはずの「苦痛」を、なぜ人は味わおうとするのか?その理由を解き明かし、人生における苦痛の価値を語る。
・人間は苦痛を嫌い、苦痛から逃れるためならば必死になるものだ、と考える人は多い。しかし、状況や程度にもよるが、実は人間は、身体的、精神的な苦痛、困難や失敗、喪失などを求めることもあるのだ。
・悲しい映画を見る、痛いほど熱い風呂に浸かるなど、身体的・精神的な苦痛から人が喜びを得る場合がある。それは、喜びと苦しみ、嬉しさと悲しさは密接に結びついているからだ。人間は絶対値ではなく差に反応する。先にわざわざ苦痛を味わうことで、解放された後の快い体験が際立つのである。
・調査によれば、自分にとって意味深い体験は、極端なもの(非常に喜ばしいか、苦しい体験)であることが多い。苦しみは人の感覚、心に強く訴えるものであり、適切な方法、タイミングで、程度も適切であれば、人生に価値を加えてくれる。
資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
株式会社SlopeManageではクライアント・フォーカスの精神で専門家と連携してお客様のニーズに対応いたします。
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