『トップガン・マーヴェリック』を観ました。かなり遅れてしまいましたが、、、。
トム・クルーズ演じるマーヴェリックは、空の厳しさを誰よりも知る伝説のパイロットです。今回は教官としてトップガンに戻り、若き訓練生たちに「守ることの難しさ」と「戦うことの厳しさ」を教えていきます。しかし、彼の指導は型破りで、訓練生たちは戸惑い、時に反発します。

今回のミッションは非常に困難で、成功できるかどうかはパイロットの腕次第です。マーヴェリックは、成功の確率を少しでも上げるために、徹底的な訓練を行います。
何度もシミュレーションを重ね、あらゆる状況を想定し、効率を高めることで成功の確率を上げようとします。それでも、想定外の事態は起こり得ます。そんな困難な状況に直面した訓練生たちに、マーヴェリックはこう伝えます。

「考えるな、動け。」

この言葉は、感情的なものではありません。むしろ、科学的思考の最終段階とも言えるものです。徹底的な準備と訓練を積み重ねた者だけが、直感に従って動くことができます。つまり、直感とは“思考の高速処理”であり、“経験の集積”なのです。

マーヴェリック教官、ありがとうございます。
本日は、成功の確率を上げる「科学的思考」について。

アメリカ最高峰大学の人気講義 1000年古びない思考が身につく

ソール・パールマッター/ジョン・キャンベル/ロバート・マクーン著　花塚恵訳　日経BP/2024年　

作業効率を高め、成功の確率を上げ、信頼性の高い結果を導くーーー。そのために欠かせない思考法「科学的思考」を、ノーベル賞受賞の物理学者らが解説する。

現実について知っていることに基づいて決断を下さないといけない時、自分が持つ知識はすべて事実であるとの思いに固執してはいけない。そうではなく、これについては強く信頼し、あれについては多少の疑いを残すというようにして、あらたな事実が判明するたびに信頼の比重を変える。そうすれば、必要に応じ決断の内容を更新できる。

そのように考えることを「蓋然的思考」と呼ぶ。
厄介な問題に直面した場合でも、「為せば成る」の精神で「問題は自分の手で解決できる」という姿勢で、確認を重ねながら前進すれば、解決する可能性が高まる。

問題に向き合う際は、多種多様な要因すべてを考慮する必要はない。主な原因である「一次因子」の特定に集中する。そうすれば、何が起きていて、何が起こり得るかの大筋がわかる。

新たな政策を決断する際は、その「価値や目的」と、それらが新たな政策でどうなるかという「事実」にわけて考える。そうすれば、受け入れられる可能性が最も高い政策を選べる。

資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
株式会社SlopeManageではクライアント・フォーカスの精神で専門家と連携してお客様のニーズに対応いたします。
よろしくお願いいたします。