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おまかせの美学、誰もが欲しがる商品とは?

おまかせの美学、誰もが欲しがる商品とは?

お客様に銀座のとある寿司店に連れていってもらいました。暖簾をくぐった瞬間、空気が変わる。
カウンター8席、メニューなし。あるのは“大将のおまかせ”のみ。
開店から半世紀、予約困難な名店にて、私は「商品とは何か」を改めて考えさせられました。
まず、おしぼりがアツアツ。ここからもう、心を掴まれます。

タイの刺身からスタートです。まずはそのままで、塩で、ワサビで、──驚きの連続。
「これがトロか…」と唸るマグロ、職人技が光るコハダ。食材の持ち味を最大限に引き出す大将の所作は、まるで舞台のようでした。この体験を通じて、ふと浮かんだ問いがあります。
“誰もが欲しがる商品”とは、いったい何なのか?
それは、万人受けするものではなく、「この人に任せたい」と思わせる信頼と、「ここでしか味わえない」と感じさせる希少性。つまり、選ばれる理由が明確で、期待を超える体験を提供できるもの。

このお店のように、商品に“物語”が宿るとき、それは単なるモノではなく、“価値”へと昇華します。
誰もが欲しがるものは、誰にでも売れるものではない。
選ばれる理由を、磨き続けることが本質なのかもしれません。
本日は誰もが欲しがる商品について。

新版 エスキモーに氷を売る

ジョン・スポールストラ著 佐々木寛子訳フォレスト出版/2025年 

魅力のない商品を、誰もが【欲しがる】商品に!会社の業績を改善し、急成長をもたらす「ジャンプスタート・マーケティング」について解説する。

・売れない商品には欠点や弱点がある。よって、まず現状を分析する。それを踏まえ、次の3点を明らかにする。①勝てる市場を見極める。②自社商品で売りになりそうな特徴を選び、売り方を考える。③戦略ターゲットを決める。

・ポジショニングを明確にしたら、「既存顧客1人1人に、もう少し買ってくれるように直接頼む。」既存顧客の購入頻度を高めれば、他に集客施策をしなくてもビジネスは拡大できる。

・企業が成長し続けるには、常に変化し続ける組織にならなくてはならない。例えば、「実験」を行い、小さな変化を体験させる。実験は「お試し」なので、変化を拒む人にも受け入れてもらいやすい。思い付きやミスにボーナスを出し、社員からの提案を促す。

・企業を立て直す場合、自社商品を「お得すぎて買うしかない状態」にするとよい。この場合、選択肢は次の3つだ。①価格を下げる。②価値を高める。③価格を下げて、価値を高める。

誰も欲しがらない商品であれば、その位置づけを変え、形式を改め、再構築し、買い手が抗えないほど魅力的なものに変える。それがジャンプスタート・マーケティングだ。

資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
株式会社SlopeManageではクライアント・フォーカスの精神で専門家と連携してお客様のニーズに対応いたします。
よろしくお願いいたします。

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